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クレマチスとは

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クレマチスは、アネモネやオダマキなどと同じキンポウゲ科で、
クレマチス属のつる植物です。

一般的に、クレマチス全体を「テッセン」と呼ぶことがありますが、
正式には、属名の「クレマチス」と呼びます。
「テッセン」とは中国原産の、「
Clematis florida sieboldii」のみをさします。

例えばこのような花々。全てクレマチス。様々な種類がある。

シルホーサ系

フロリダ系

インテグリフォリア系

オリエンタリス・
タングチカ系

パテンス系

★どのように絡まり、生長するのか

クレマチスはアサガオのように、
つる自体を絡ませながら生育するのではなく、
葉柄という部分を絡ませながらつる(枝)を伸ばしていきます。
この絡みながら生長する、という性質が、
クレマチスの魅力の元となります。

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★クレマチスの魅力1オリジナルな育て方、創造的、狭さも活かせる

クレマチスはそのつる植物ゆえに、
他の樹木や宿根草とは異なる、ユニークな利用ができます。
何かに絡まりながら生育していくため、トレリスやフェンスなどの構造物
また樹木や宿根草などの植物組み合わせて、庭をつくりあげていく楽しみがあります。
様々に手をかけられ、自分オリジナルの育て方ができます。
その創造的な部分が、クレマチスの大きな魅力の一つです。

また、狭いスペースであっても、
そのつる植物の特性を活かすことができれば、
非常に立体的な空間をつくることができます。

つる植物の持つ独特な個性に、庭の可能性が広がります。

トレリスを利用する
モンタナ系など

柵に絡ませる
テキセンシス系など

樹木にからませる
パテンス系など

樹冠を被うように
フラミュラ系など

クレマチスの利用、例えば...

・テラスやバルコニーなど、土のない場所で、鉢植えに仕立てる。
・トレリス、パーゴラ、樹木などに絡ませる。
・小さい庭の場合、壁やフェンスを有効活用。
・ガレージや物置を覆い隠すように植える。
・ボーダー・ガーデンなどへの植裁。
・グラウンドカバー(地被植物)としての利用。
・柵に絡ませ、観賞対象物にする。
 
さまざまに利用できる可能性があるのが、クレマチスの魅力

★クレマチスの魅力2世界中に自生、多様な特性、豊富な利用や組み合わせ

クレマチスは世界中に、300の自生種があると言われています。
主に北半球の温帯地域に分布しており、
特にヒマラヤから中国、朝鮮半島、日本に分布し、
この地域だけで
100以上の原種があります。

日本にも「カザグルマ」を始め、「センニンソウ」や「ハンショウヅル」など、
25の自生種があるとされています。

クレマチスの主な原種の分布

このように、様々な原種があるために、
クレマチスには性質の異なるいくつかの系統と、
数え切れないほどの園芸品種があります。
花形、花期、葉形、落葉・常緑など特性が多様なため、
使い方や他の植物との組み合わせが豊富にあり、庭での楽しみが広がります。

★クレマチスの魅力3系統に応じた魅力、1年を通じてクレマチスを楽しむ

クレマチスには様々な系統があり、
1年を通じて何かしら花が咲いています。

常緑種には秋から真冬、そして春へと咲くタイプがあり、
アトラゲネ系は早春の草花と一緒に咲き出し、
モンタナ系は春に壁面を花で覆い尽すほどのボリュームになります。
春咲きのパテンス系は品種が多く、花色や花形によって、
用途に応じて植えることができます。
初夏から晩秋まで咲くジャックマニービチセラ
テキセンシス系の四季咲きタイプや、
黄色や白花のオリエンタリス・タングチカ系も味わいがあります。
蔓にならない木立性タイプも、クレマチスの利用の可能性を広げてくれます。

このようにクレマチスには様々な種類があります。
日照、温度、風などの環境の特性
花色、花形、開花時期、香りなどの植物的特性
またクレマチスを植え付ける場所の空間的特性などに応じて、
様々なクレマチスの選択が可能で、その利用の幅は非常に広いと言えます。

ぜひ、クレマチスを楽しんでください。
ぜひ、クレマチスと共にある生活を楽しんでください。

例えばこういうサイクル

冬ー早春
オセアニア系

早春
アトラゲネ系


モンタナ系


パテンス系

初夏ー秋
ビチセラ系

初夏ー秋
オリエンタリス・
タングチカ系

木立性
インテグリフォリア系

木立性
ヘラクレイフォリア系

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